人パー(人は見た目が100%)10話の感想とネタバレ!綺麗になるとは?
リケジョ(理系女子)が主役のドラマ「人は見た目が100%」、いよいよオンエア開始です♪
ここでは第10話の感想をネタバレしながら書いていきます。
人パー(人は見た目が100%)10話のあらすじ
榊の浮気現場を目撃してしまった城之内。しかし榊は悪びれもなく、城之内も別の彼女も好きだからこんな自分を受け入れてほしいと城之内にお願いする。それに対し城之内は…。
人は見た目が100%10話の感想
小賢しい榊が悩ましい!
城之内と榊はあれからどうなるかと思いきや…ドラマ開始5分で破局していました。
いいぞー!城之内~!
彼女が2人いてもいいですよねなんていう男性はもれなく地雷ですよ!
別れて次へゴーゴーですよ!
と、見せかけて、榊の高度恋愛テクニックに翻弄される羽目に。
最初城之内から切り出した別れ話では「あっそ。じゃあお別れですね~」とすんなり行ってしまったのに、
前田と佐藤の協力のおかげで城之内が縋ってこないのを悟るや否や、待ち伏せして「やっぱり忘れられない」と城之内を説得。
やむなく城之内はオチてしまいます。
うわー。
榊、絶対心からの言葉じゃないですよね。
”こいつはこういう風に言えばオチる”みたいに考えて喋っている感じ満々です。
あれ?
榊ってこんなに嫌な奴でしたっけ?
あのゆっくりした喋りも、前回の途中までは男性に慣れていない城之内に合わせてあげてるんだ~とドキドキして見ていましたが、今聞くとただのホストの接待に見えます。これ以上城之内に近づくな~!
榊とよりを戻してしまった為、前田と佐藤とも仲たがいしてしまう始末。
友情もない、真実の愛もない。
ここから先は地獄ですよ城之内!
ただ、前田と佐藤(主に前田)は正論を言い過ぎかなと。
城之内も初めての恋が成就して、彼女が2人いるとはいえ金づるなどではなく一応大事にしてもらっているので、縋りたい気持ちは分かるんですよね。
あんまり頭ごなしに「別れろ別れろ!」って言うと、城之内も意固地になっちゃいますよ。
本当に、この気持ちは当事者にしか分からないというか。
ロクな恋愛経験がないのにあの状態からスコーン!と榊を振ることができる女性って正直あまりいないと思います。
2人もそこまで責めるんじゃなくて、「見守る」ぐらいにしておけばいいのにな~と思いました。
うーん、0か1を求めるのもリケジョの定めなのかもしれません。
そして会社のパーティに向けて前田と佐藤が会社でビューティー研究をする中、城之内は榊とデート。
出世したな城之内!
ここは城之内の女子力が爆発した瞬間でした。
そしてなんと榊、パーティの服も靴もバッグも揃えてくれるとのこと!
うおー!
なんていいやつなんだー!
そうだ!私たち視聴者は、さえない城之内さんが皆があっと驚くような変身をする姿を待ちわびていたんだ!
榊、彼女2人いるけどいいか♪と思っていたのも束の間、服選びの途中で彼女2号から電話が!
あーあーこれだから彼女複数持ちは!やっぱり彼女は1人が一番ですよ。
城之内は榊の様子を見て「彼女の所へ行ってあげてください」って言ってますけど、それ良くある都合の良い女になりかけててすごく心配です。
榊はやっぱり地雷です。
あと、榊が選んだ服も髪型もイマイチ城之内に合ってない気がしたんですが…各業界にひっぱりだこの美容師がわざわざプロデュースしてこれ?という感じでちょっとガッカリでした。
榊は城之内の本当の魅力を引き出せていない、という伏線なのかもしれません。
最後は城之内がきちんと振ってくれて良かったです。
佐藤と丸尾の進展はなし
最終回ということで、恋愛関係はほぼ城之内にスポットが当たりっぱなしでしたね。
それも良いんですが、丸尾と佐藤の仲の進展も密かに期待していたのでちょっと残念でした。
2人はパーティ中にちょっと話しただけで、ほぼ何もありませんでした。
脈アリのような、脈ナシのような…スピンオフが欲しい!と思いました。
というかこのドラマでブルゾンちえみが大好きになったので、もっと彼女の演技を見ていたいと思ってしまいました。
そういえば、城之内役を演じる桐谷美玲も1話の時点では「元からキレイ過ぎて女子力が低いようには全然見えない」と思っていましたが、回を増すごとに城之内の魅力が良い意味で減っていったので、桐谷美玲はきちんと「女子力0のリケジョ」を演じることができていたと思います。すごい美人のはずなのに、「ビューティー研究がんばって!」といつの間にか応援していましたしね。
お見事!
あと、個人的に國木田が良いキャラをしていました。
前回の強烈パーマを心底後悔したのか、今回はいきなり髪型変わっていて売れないヴィジュアル系みたいになっていました。
全然似合ってないと思うんですけど、本人は気に入っているみたいなので良しとしましょう。
綺麗になるとはどういうこと?
最後に、パーティで城之内が松浦に言った「綺麗になるとはどういうこと?」について、所見を書きたいと思います。
このドラマでも女子力を磨く=綺麗になるというのが一貫したテーマでしたからね。
その道のプロである榊が全て繕ってくれた城之内を見て女子力の高い岸根や森村は「かわいい!」と言ってくれましたし、あのファッションに厳しい松浦も誉めてくれました。けれど松浦の場合は、服を城之内が選んだものではないと知るとアッサリ冷たい態度に戻ってしまいました。
あと、前田と佐藤については相変わらず「ダサイ」と言っていましたね。確かに前田は年の割りにチャラ過ぎだし佐藤はおいなんだそのリボン状態でした。
でも、例え人からダサイと思われようと、頑張って自分でオシャレして自分を磨いていくのが綺麗になることなんじゃないかなと思いました。
良いファッションでも、全て人から選んでもらったものだと何一つその人の身にならないというか、結局プロデュースした人の好み次第になっちゃうというか。毎回ビューティー研究をして、毎回微妙なデキなことが多かったですけど、それは無駄ではなく少しずつだけどタメになっているのかなと思いました。
城之内が前の会社を訪れた時、以前の上司から「変わった」と褒められていましたよね。
そういえば1話の時点では逃げるように歩いていた丸の内も肩身を狭そうにしていた新会社も、いつの間にか普通に歩いていますし会社でも普通に過ごすようになっていました。
やっぱり人は変われるんですよ!聞いてるか榊!
結局、綺麗になるには自分で努力するしかない、ということなんですよね。
その努力を、友情だったり人に褒められたりで楽しめたら良いね、というドラマなのかなと思いました。
まとめ
今回で最終回を迎えた「人は見た目が100%」。最初は桐谷美玲が美人過ぎてドラマとして成立するのかかなり疑っていましたが、見終わってみればさえない女性が自分に自信をつける物語として、見事に完結していました。悪役っぽい人達も最後はみんなお互いのわだかまりみたいなものを解消して仲間のようになってくれたので、スッキリした最終回でした。いや~面白かった!時々ヘビーな展開もありましたけど、うまくコメディになっていたと思います。楽しませてくれてありがとう!