芥川賞のコンビニ人間のあらすじと内容や評価は?文庫本の発売日は?
先ほど芥川賞と直木賞の発表がありましたね。芥川賞は『コンビニ人間』に決まりました。
小説の内容や評価、そして文庫本の発売日について見てみたいと思います。
芥川賞を受賞した『コンビニ人間』のあらすじや内容は?

出典 : http://i.houdoukyoku.jp/images/arc/thum/20160518/0005/20160518_0005_02_180.jpg
あらすじ
36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
主人公はコンビニのアルバイト歴18年古倉恵子
主人公の古倉恵子は人から『ちょっと変わってる』『精神障害がある』そんな風な目で見られて生きてきた。要するに人とは違く感性をもち、日々の生活に息苦しさを感じながら生活しているような人。
最近よく言う社会不適合者というやつですね。
そんな人間がコンビニで働くようになって、そのコンビニが自分のあるべき場所であるかのように感じるようになるんです。
そういう人間がコンビニで働くことで、やりがいなり、自分の居場所にように感じてしまうというところが、この小説の面白いところですね。
本来この主人公のようなタイプの人間ならば、コンビニのような、ルーティンワークを強いられるような場所を嫌うはずなので。
ですが次第にマニュアル通りに働き適応することで、社会に受け入れられていく快感を味わうことができた。コンビニで働いていれば、自分が認められると感じることができるのでしょう。
日本人独特の協調性。
『こうじゃなきゃいけない』という思いに縛られすぎている現代社会の生きづらさがコンビニという所を舞台に細かく描写されリアルに描かれています。
『自分らしくいきる』いまの私たちには必要なことかもしれませんね。
実際にコンビニでアルバイトをしていた!!
朝の2時に起きて仕事、前日に作った“やることリスト”の作業を6時までにして、バイトへ。「バイト中、レジ打ちをしているときに一番アイデアが浮かびます。コンビニで働いていないと小説が書けません。」
このように語っています。
小説家の語って執筆活動に没頭して部屋に閉じこもるイメージですが・・・(笑)
週3回バイトしていたみたいですね。
文庫本の発売日はいつ?
文庫本の発売日はまだ発表されていません。おそらくキンドル版も出版されるので、そちらのほうもチェックしてみてはどうでしょうか?
キンドル版は予約可能なようですよ。↑
※追記
キンドル版は予約すると2016年7月27日に自動配信されます。
200ページとサクっとよめる内容で面白かったと言っている方が多いです。
気になる方はぜひ予約してみては?