チェ・スンシル(崔順実)とは何者?宗教や朴槿恵大統領との関係を調べてみた
2017/01/12
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が機密情報を知人女性に漏らしていたということが発覚し、世界中で取り上げられていますね。その相手というのがチェスンシル(崔順実)という人物。
このチェ・スンシル(崔順実)さんとは何者なのか調べてみました。
チェ・スンシル(崔順実)とは何者?
朴槿恵(パク・クネ)大統領大統領が機密文書を知人女性に漏らしていたということが問題になっていますね。
この女性は朴槿恵(パク・クネ)大統領の『知人・友人』という表現になっていますが一体どんな人物なのか見てみましょう。
そもそも何が問題なの?
今回問題になっていることは大きく2つあります。
- 国政への介入疑惑
- 財団の私的流用
①はパク・クネ大統領の公文書がチェ・スンシル(崔順実)さんに渡っていたということです。
大統領自らが第三者に情報を流していたということは前代未聞であり、あってはならないこのなんです。このチェ・スンシル(崔順実)という人物は民間人なんですね。
民間人に情報が流出していたとなれば、これは大問題なわけです。
この文書というのはどうった内容なのかはわかっていませんが、明らかになっているのは演説用のスピーチ原稿とかそういったもののようです。
おそらくこれだけではなくもっと重要なものも含まれているとみられてますね。
②はKスポーツ財団とミール財団という2つの財団の資金が、チェ・スンシル(崔順実)さんに流れていたのではないかという疑惑。
こちらは娘のチョン・ユラさんが深く関係しているようです。
大統領が認めた財団がの資金がチェ・スンシル(崔順実)さんの私腹を肥やすために使われたとなれば大問題ですよね。こちらも徐々にわかってくるのではないでしょうか?
さて、このチェ・スンシル(崔順実)とはどんな方なのでしょうか?
まず、チェ・スンシル(崔順実)さんの元旦那さんのチョン・ユンフェという方が、朴槿恵(パク・クネ)大統領の秘書だったんですね。
パク・クネ大統領は彼に絶大な信頼を置いていたと言われていて、あのセウォル号沈没事故の時の『空白の7時間』にも彼に会っていたと言われています。
そして、チェ・スンシルさんのお父さんは崔太敏(チェ・テミン)という方はこれまた政界とのつながりが強い人物。
この崔太敏(チェ・テミン)氏は新興宗教団体「大韓救国宣教会」の総帥であり、パク・クネ氏を「大韓救国宣教会」の名誉総裁にした方なんですね。
そう、パク・クネ大統領は大統領になる前、「大韓救国宣教会」の名誉総裁という地位にいたんです。
おそらく実際に実権を握っていたのは崔太敏(チェ・テミン)氏で、パク・クネ氏は名前を貸したような感じでしょうかね。
この『大韓救国宣教会』というのはどいうものかというと、キリスト教と仏教を組み合わせた新興宗教です。
あまり知られていないかもしれませんが韓国はクリスチャンがとても多く、いたるところに教会があります。そういった背景もあり、韓国で広まったのかもしれませんね。
簡単にまとめると
チェ・スンシル(崔順実)さんの元旦那はパク・クネ大統領の秘書
そして父親の崔太敏(チェ・テミン)氏は韓国最大の新興宗教「大韓救国宣教会」の総帥
こんな感じですね。
崔太敏(チェ・テミン)氏はパク・クネ大統領の父である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領と関係が深く、このときにチェ・スンシル(崔順実)さんとパク・クネ大統領の関係が出来上がったと思われます。
チェ・スンシルさんはパク・クネ大統領がお父さんを亡くされたときにも影で支え続けたと言われていて、非常に深い関係にあったようです^^
政府の許可を得て作られたスポーツ財団の幹部にチェ・スンシルさん知り合いなどが多く就任したり、韓国の企業が多額の出資をしていたりと、政府の圧力があったのではないかともいわれています。
※追記
30日に滞在先のドイツからチェ・スンシルさんが帰国しましたね。ドイツでは何をしてのでしょうか?
入国時にはスーツを着た男性が数人と車が待機していたらしく、ただの民間人ではない雰囲気が見て取れますね。これから事情聴取などが行われるようですが、今後の動向に注目です。
現在ソウルではパク・クネ大統領の辞任をを求めるデモも行われているようですし、しばらくは落ち着きそうにないですね。
というわけで、『チェスンシル(崔順実)とは何者?宗教や朴槿恵大統領との関係を調べてみた』でした。